はじめに
パソコンのデバイスマネージャーを開いたときに、 「PCIシリアルポート」や「SMバスコントローラー」、「PCIシンプル通信コントローラー」に黄色いビックリマークが出ていて焦ったことはありませんか?
実はこの現象、多くの人に起きています。でも、何もしていないのにPCは普通に動く……。
「これって放置していいの?」「経理ソフトとか使っても問題ない?」といった疑問に、この記事でカジュアルかつわかりやすくお答えします!
ビックリマークの正体とは?
ビックリマーク(黄色い警告マーク)は、Windowsがそのデバイスを正しく認識できていないというサインです。
とくに「PCIシリアルポート」「SMバスコントローラー」「PCIシンプル通信コントローラー」に出る場合、 これはマザーボードのチップセット関連ドライバが入っていないか、古くて互換性がないことが原因です。
よくある原因
- Windows11非対応の古いPCに無理やり新OSを入れた
- ドライバが自動で入らなかった
- 再インストール後にドライバの適用を忘れた
この状態でもPCはある程度動きますが、万全とは言えません。
経理ソフトは本当に大丈夫?
結論から言えば、基本的には問題ありません。
なぜなら、会計ソフトは
- CPU
- メモリ
- ストレージ
などの基本機能だけ使って動作しており、 SMバスやシリアルポートなどの低レベルな通信系デバイスとは無関係だからです。
特にfreeeやマネーフォワードのようなクラウド型サービスであれば、ウェブブラウザが動けばOK。
弥生会計などのインストール型でも、USBドングルやレガシーデバイスを使っていない限りは支障ありません。
注意すべきパターン
とはいえ、例外もあります。以下に当てはまる人は注意してください。
外部機器を使う場合
- 古いプリンター(シリアル接続)
- バーコードリーダー(COMポート)
- POSシステム連携機器
これらはビックリマークのあるデバイスが実際に必要になることがあります。
電源管理・スリープ復帰に不具合が出ることも
チップセットの管理が効かなくなることで、
- スリープから復帰しない
- シャットダウン後に勝手に再起動する といった不安定動作が起きることも。
放置しても大丈夫な場合・そうでない場合
放置してOKなケース
- 会計ソフトだけ使う人
- ネットとOffice系アプリしか使わない人
- USB機器しか接続しない人
放置しない方がいいケース
- シリアル通信を使う業務機器をつなぐ人
- スリープ機能をよく使う人
- BIOSでのファン制御・電力管理を重視する人
安全に使い続けるためのアドバイス
放置するにしても、以下の対策をしておくと安心です。
1. Windows Updateは最新に
ビックリマークが消えることもあるので、まず最新に保ちましょう。
2. チップセットドライバの入れ直し
PCの型番を調べて、公式サイトからWindows10用ドライバをダウンロードし、 互換モードでインストールすることで解消することも。
3. スリープは無効化推奨
トラブル防止のため、「電源オプション」でスリープを無効化するのが無難です。
6. まとめ
黄色いビックリマークが3つ並ぶと不安になりますが、 経理ソフトだけ使う場合は基本的に問題ありません。
ただし、業務で特別な機器を使う、電源管理にこだわるという人は、 ドライバの再インストールをおすすめします。
「知らずに放置してたけど、今のところ支障ない」という人も、 トラブルが起きてからでは遅いので、最低限の対策だけはしておきましょう!